[2023年版]Perforce Helix Core Server(P4D) をMarketplaceのAMIを使って構築してみた

[2023年版]Perforce Helix Core Server(P4D) をMarketplaceのAMIを使って構築してみた

Clock Icon2023.11.27

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こんにちは、ゲームソリューション部のsoraです。
今回は、[2023年版]Perforce Helix Core Server(P4D) をMarketplaceのAMIを使って構築してみたことについて書いていきます。

以下記事にも手順が説明されていますが、新しいバージョンになって若干手順などが異なる部分があり、詰まることがあったため書いていきます。
「Perforceとは」については本記事では記載しませんので、そちらも以下記事をご確認ください。

Helix Core Server(P4D) のEC2インスタンスを作成

AWS MarketplaceにHelixCoreのイメージが配布されているため、今回はこちらを使ってインスタンスを作成します。
インスタンスタイプは検証用のため、t2.small(t3は対応していませんでした)とします。
セキュリティグループは、デフォルトだと0.0.0.0/0になっているため、自身のIPアドレスなど許可する範囲に絞って設定します。

初期設定

p4コマンドを使えるようにするための初期設定をしていきます。
インスタンスへSSH接続するためのユーザ名はrocky、パスワードはなしです。
※便宜上、rootでのコマンド実行ですが$としています。

# rootへの昇格
$ sudo su -
# p4の設定
# ※IPアドレスはループバックアドレスになっているため、ssl:<IPアドレス>:1666とする必要はないです。
$ p4 set P4USER=perforce
$ p4 set P4PORT=ssl:1666
# 設定情報の確認
$ p4 info
To allow connection use the 'p4 trust' command.
# 信頼性の登録
$ p4 trust
# 設定情報の確認
$ p4 info

文字コードの変更

文字コードの変更は以下コマンドで実施するのですが、p4dがデフォルトでインストールされていませんでした。

$ p4d -xi -r /p4/1/root
-bash: p4d: command not found

そのため、p4dをインストールしてから実行します。

# p4dコマンドのインストール
$ sudo yum install helix-p4d
# インストールされていることの確認(バージョン確認)
$ p4d -V
# 文字コードの変更
$ p4d -xi -r /p4/1/root
Server switched to Unicode mode.

クライアントのインストール

Perforceをクライアントから使用するために、クライアントツールのダウンロードを行います。
Helix Visual Client (P4V) ダウンロードページ ダウンロードができたら、インストールを行います。
それぞれの役割について、簡単に以下に記載します。
・Helix Visual Client(P4V)
クライアントがGUIでP4Dの機能を使用するために使用します。

・Merge and Diff Tool(P4Merge)
GUIでファイルの差分や履歴を管理するためのツールです。

・Administration Tool(P4Admin)
GUIでHelix Core Server(P4D)の設定や管理を行うために使用します。

・Command-Line Clinet(P4)
CLIでHelix Core Server(P4D)を操作するために使用します。

P4Adminでユーザの追加、ワークスペースの作成、コミットなど

ここからはPerforceの内部の設定であり、以下ブログとおおむね同様だと思うので割愛します。

一部異なるのは、管理者ユーザ名とパスワードですが、MarketPlaceのPerforceのページに記載の通り以下です。

ユーザID:perforce
パスワード:インスタンスID

参考情報

AWSを使ってPerforce HelixCoreサーバを構築してみた
yum update したら perforce が死んだ話
サーバをUnicode用に構成する

最後に

今回は、[2023年版]Perforce Helix Core Server(P4D) をMarketplaceのAMIを使って構築してみたことを記事にしました。
どなたかの参考になると幸いです。

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