[2023年版]Perforce Helix Core Server(P4D) をMarketplaceのAMIを使って構築してみた
こんにちは、ゲームソリューション部のsoraです。
今回は、[2023年版]Perforce Helix Core Server(P4D) をMarketplaceのAMIを使って構築してみたことについて書いていきます。
以下記事にも手順が説明されていますが、新しいバージョンになって若干手順などが異なる部分があり、詰まることがあったため書いていきます。
「Perforceとは」については本記事では記載しませんので、そちらも以下記事をご確認ください。
Helix Core Server(P4D) のEC2インスタンスを作成
AWS MarketplaceにHelixCoreのイメージが配布されているため、今回はこちらを使ってインスタンスを作成します。
インスタンスタイプは検証用のため、t2.small(t3は対応していませんでした)とします。
セキュリティグループは、デフォルトだと0.0.0.0/0になっているため、自身のIPアドレスなど許可する範囲に絞って設定します。
初期設定
p4コマンドを使えるようにするための初期設定をしていきます。
インスタンスへSSH接続するためのユーザ名はrocky
、パスワードはなしです。
※便宜上、rootでのコマンド実行ですが$としています。
# rootへの昇格 $ sudo su - # p4の設定 # ※IPアドレスはループバックアドレスになっているため、ssl:<IPアドレス>:1666とする必要はないです。 $ p4 set P4USER=perforce $ p4 set P4PORT=ssl:1666 # 設定情報の確認 $ p4 info To allow connection use the 'p4 trust' command. # 信頼性の登録 $ p4 trust # 設定情報の確認 $ p4 info
文字コードの変更
文字コードの変更は以下コマンドで実施するのですが、p4dがデフォルトでインストールされていませんでした。
$ p4d -xi -r /p4/1/root -bash: p4d: command not found
そのため、p4dをインストールしてから実行します。
# p4dコマンドのインストール $ sudo yum install helix-p4d # インストールされていることの確認(バージョン確認) $ p4d -V # 文字コードの変更 $ p4d -xi -r /p4/1/root Server switched to Unicode mode.
クライアントのインストール
Perforceをクライアントから使用するために、クライアントツールのダウンロードを行います。
Helix Visual Client (P4V) ダウンロードページ
ダウンロードができたら、インストールを行います。
それぞれの役割について、簡単に以下に記載します。
・Helix Visual Client(P4V)
クライアントがGUIでP4Dの機能を使用するために使用します。
・Merge and Diff Tool(P4Merge)
GUIでファイルの差分や履歴を管理するためのツールです。
・Administration Tool(P4Admin)
GUIでHelix Core Server(P4D)の設定や管理を行うために使用します。
・Command-Line Clinet(P4)
CLIでHelix Core Server(P4D)を操作するために使用します。
P4Adminでユーザの追加、ワークスペースの作成、コミットなど
ここからはPerforceの内部の設定であり、以下ブログとおおむね同様だと思うので割愛します。
一部異なるのは、管理者ユーザ名とパスワードですが、MarketPlaceのPerforceのページに記載の通り以下です。
ユーザID:perforce パスワード:インスタンスID
参考情報
AWSを使ってPerforce HelixCoreサーバを構築してみた
yum update したら perforce が死んだ話
サーバをUnicode用に構成する
最後に
今回は、[2023年版]Perforce Helix Core Server(P4D) をMarketplaceのAMIを使って構築してみたことを記事にしました。
どなたかの参考になると幸いです。